予防接種(ワクチン)

当院で接種可能なワクチン

※ インフルエンザワクチン以外は院内に常備していないため、1週間前までに電話連絡をお願いします。

仙台市ではワクチン費用を助成しているものもありますので、事前にご確認ください。

インフルエンザワクチン

インフルエンザワクチンの料金

※ すべて税込表記です。

対象者 料金
中学生以上の方 3,850円
65歳以上の方 1,500円

高齢者インフルエンザ予防接種の費用助成

仙台市では、高齢者を対象としたインフルエンザワクチン の費用を助成しています。当院は高齢者インフルエンザ予防接種登録医療機関に認定されておりますので、ぜひご利用ください。

※ すべて税込表記です。

対象者 料金
仙台市
費用助成対象者
1,500円
費用助成対象者
  • 仙台市に住民票があり、接種日時点で65歳以上の方

また60歳以上65歳未満でも、以下に該当する方は、費用助成の対象となります。

  • 心臓・腎臓・呼吸器の機能の障害を持っている方
  • ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害のある方
    → 身体障害者手帳1級相当程度

※ 自己負担金免除の対象となる方について、より詳しい情報は仙台市ホームページ等にてご確認ください。

インフルエンザとは?

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる急性の呼吸器感染症です。人に感染するインフルエンザウイルスにはA型、B型、C型などの種類があり、特にA型とB型が季節性インフルエンザの流行を起こします。

インフルエンザの典型的な症状には、高熱、頭痛、全身の倦怠感、乾燥した咳、のどの痛み、筋肉痛などがあります。健康な成人であれば数日から一週間程度で回復することが多いですが、小児や高齢者、基礎疾患を持つ人など、免疫力が低下している方では重症化しやすいため注意が必要です。罹患すると肺炎などの合併症を引き起こすリスクが高まります。

インフルエンザを防ぐには、インフルエンザワクチンの接種が効果的です。感染のリスクを減らすとともに、病気が重症化することを防ぎます。当院では、罹患リスクが高い方やその同居家族の方に、インフルエンザ予防接種を推奨しています。

高齢者肺炎球菌ワクチン

高齢者肺炎球菌ワクチンの料金

※ すべて税込表記です。

ワクチンの種類 料金
ニューモバックス
※ 5年に1回を推奨
1回目(満65歳時):5,000円
2回目以降:8,800円
プレベナー 11,000円

※ ワクチンは院内に常備していないため、1週間前までに電話連絡をお願いします。

高齢者肺炎球菌感染症予防接種の費用助成

仙台市では、高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンの費用を助成しています。当院は仙台市の高齢者肺炎球菌予防接種登録医療機関に認定されておりますので、ぜひご利用ください。

費用助成対象者
  • 接種日に65歳の方
    → 65歳の誕生日前日から66歳の誕生日前日まで接種可能
  • 接種日に60歳以上65歳未満の方で、心臓・腎臓・呼吸器の機能の障害、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害のある方(身体障害者手帳1級相当程度)

※ 自己負担金免除の対象となる方について、より詳しい情報は仙台市ホームページ等にてご確認ください。

肺炎球菌とは?

肺炎球菌は細菌性肺炎で最も一般的な原因の一つで、とくに小児や高齢者で見られる呼吸器系の感染症を引き起こすことが知られています。この細菌は、肺炎の他にも、髄膜炎、中耳炎、洞炎、および血流感染症などのさまざまな感染症の原因となることがあります。

肺炎球菌は、主に人から人への飛沫感染によって広がります。健康な人でも鼻や喉にこの細菌を保菌していることがありますが、免疫力が低下しているときや他の呼吸器系の病気があるときに病気を発症しやすくなります。

肺炎球菌ワクチンは、特に罹患リスクが高い方に推奨されています。

麻しん風しん混合(MR)ワクチン

麻しん風しん混合(MR)ワクチンの料金

※ すべて税込表記です。

ワクチンの種類 料金
麻しん風しん混合(MR)ワクチン 8,800円
風しんワクチン(費用助成対象者) 無料

※ ワクチンは院内に常備していないため、1週間前までに電話連絡をお願いします。

接種を推奨する方
  • 0歳児のお子さんをもつ親御さん、同居家族
  • 免疫低下者など接種不適当者のお子さんをもつ親御さん同居家族
  • 妊婦さんの同居家族
  • 医療関係者や保育等の教育関係者の方
  • 海外渡航を予定している方

など

風しん抗体検査・風しん予防接種の費用助成

仙台市では、成人を対象とした風疹抗体検査および風疹予防接種を無料で実施しています。当院は風しん抗体検査・風しん定期接種受託医療機関として認定されておりますので、ぜひご利用ください。

費用助成対象者

これまで風疹・麻疹に関連する公的なワクチン接種を受ける機会がなかった世代の成人を対象とした助成です。

  • 助成対象者
  • 実施期間
  • 必要書類

など、助成に関するより詳しい情報については、仙台市ホームページ等にてご確認ください。

麻しん、風しんとは?

麻しん、麻しんは、いずれもウイルスによって感染する病気です。感染を予防する手立てのひとつとして、麻しん風しんの混合ワクチン接種で免疫を獲得することが有効です。麻しん・風しんに対する免疫の有無については、抗体検査で確認することができます。

麻しん(はしか)

麻しん(はしか)は、麻しんウイルスによって引き起こされる感染症です。非常に感染力が強く、主に空気感染や飛沫感染によって人から人へと広がります。麻しんは全世界で発生しており、とくに予防接種を受けていない小児に感染しやすい病気です。

麻疹の特徴的な症状には、高熱、咳、鼻水、結膜炎(目が赤くなる)、そして体中に広がる特徴的な赤い発疹があります。

麻疹はその感染力の高さから集団発生することがあり、とくに免疫力が低下している人やワクチン未接種の人にとって重篤な合併症を引き起こすリスクがあるため注意が必要です。合併症には、肺炎、脳炎、中耳炎などがあります。

風しん

風しん(ふうしん)は、風しんウイルスによって引き起こされる感染症です。主に空気感染によって広がり、とくに小児や若い成人に多く見られます。感染者の咳やくしゃみによって放出されたウイルスを他の人が吸い込むことで感染します。

風しんの特徴的な症状は、軽度の発熱、発疹、リンパ節の腫れです。発疹は通常、顔から始まり、その後体の他の部分に広がります。しかし、症状は非常に軽度であるため、気づかないこともあります。感染しても症状が出ない無症状感染も一般的です。

風しんは一般的に軽い病気ですが、妊婦が感染すると胎児に重大な影響を及ぼすことがあります。とくに妊娠初期に感染すると、先天性風しん症候群(CRS)を引き起こすリスクがあり、これによって聴力障害、心疾患、発育遅延などを招く危険性があります。

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹ワクチンの料金

※ すべて税込表記です。

ワクチンの種類 料金
ビケン(乾燥弱毒生水痘ワクチン) 7,700円
シングリックス® 24,200円

※ ワクチンは院内に常備していないため、1週間前までに電話連絡をお願いします。

シングリックス®について

2カ月間隔で2回接種する帯状疱疹ワクチンです。予防効果が90%以上と高いため、お勧めです。

帯状疱疹ワクチンの推奨者

  • 50歳以上の方
  • 帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上の方

帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは?

帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルス(Varicella-zoster virus, VZV)によって引き起こされる感染症です。このウイルスは、初感染時に水疱瘡(みずぼうそう)を発症し、その後は体内の神経節に潜伏します。そして免疫力が低下した際にウイルスが再活性化し、帯状疱疹という病気として発症します。

帯状疱疹は、赤いプツプツとした発疹や水疱などの疱疹が体に帯状となって現れるのが特徴的です。50歳代から発症率が急激に上昇する傾向があり、70歳代がピークとなります。80歳までに、国民の3人に1人が帯状疱疹を経験するという報告もあり、とても身近な病気です。

帯状疱疹を発症すると、まずは体の表面にかすかな違和感やかゆみ、ピリピリとした痛みや刺すような痛みを感じます。その後、一週間程度で、体表を覆う神経の走行に沿って赤みを帯びた皮疹や疱疹が帯状に作られていきます。日を追うごとに、痛みやその範囲は広がり、辛い思いをされる方が多いです。

帯状疱疹のワクチンが実用化されたことで、帯状疱疹は予防できる病気になりました。ワクチン接種によって帯状疱疹の発症を防ぎ、後遺症のひとつである「帯状疱疹後神経痛(PHN)」への進行リスクも減らすことができます。高齢者や免疫力が低下している人にはとくに、予防接種を推奨します。