肺のその他の病気の論文
自然気胸を外来通院で治療できるか(LANCET誌より紹介)(2020.08.09更新)
肺は胸膜と言われる薄い膜で覆われています。息を吸うと肺に空気が取り込まれ、肺が膨らみます。ちょうど風船が空気で膨らむのと似ています。膨らんだ風船に小さな穴を開けると、風船はしぼんでしまいますよ… ▼続きを読む
間質性肺疾患診断のための経気管支肺凍結生検の診断精度(2020.01.19更新)
前回のブログでも説明しましたが、いわゆる「肺炎」には炎症が主にどこで起きているかにより(肺胞性)肺炎と間質性肺炎に分かれます。原因がはっきりしない間質性肺炎を特発性間質性肺炎とよび、その画像所見や病理… ▼続きを読む
特発性肺線維症に対してパムレブルマブ(抗結合組織成長因子)が有効かもしれない(PRAISE試験)(2020.01.12更新)
肺は、肺胞と間質の二つから構成されます。肺はブドウの房と構造が似ており、肺胞はいわばブドウの実の部分に相当し、間質はブドウの皮に相当します。いわゆる”肺炎”は、外部から肺に入ってきた細菌により… ▼続きを読む
結核菌感染後に、新ワクチンで肺結核発症を予防できるか(2019.11.04更新)
結核を予防するためBCGワクチンが昔から使用されており、現在は1歳未満の乳児に1回定期接種されています。BCGワクチンはウシ型結核菌由来の生ワクチンであり、結核発病を1/4程度に抑える効果があり、その… ▼続きを読む
気管支拡張症に対する長期マクロライド療法のメタ解析(2019.09.22更新)
まず気管支拡張症についての説明を、日本呼吸器学会HPより引用します。
「…… 気管支は気管から木の枝のように分岐して、肺の中に空気を運ぶ通路の役割をします。何らかの原因で、気… ▼続きを読む