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睡眠時無呼吸症候群 その3 検査について

[2017.09.18]

睡眠時無呼吸症候群(SAS)を診断するためには2種類の検査が必要です。

 

まず、クリニックにSASが疑われ患者さんがいらした場合、問診および日中傾眠の程度を評価するアンケートに記入してもらいます。

その結果、SASが疑われる場合、まずスクリーニング検査(簡易SAS検査)を行います。

そして、スクリーニング検査でSASが疑われれば、診断確定のための詳しい検査(PSG)を行います。

 

① 簡易SAS検査

 この検査は自宅で行います。検査器具を貸し出しますので、ご自分で寝る前にモニターを2種類付けて頂きます。一つは指に挟む洗濯バサミのようなモニターで、血中の酸素濃度を一晩中測定し記録します。もう一つは鼻につけるモニターで、鼻に出入りする空気の流れを測定記録します。翌朝、ご自分でモニターを外し、検査器具を返して頂きます。その器具を病院やクリニックで解析します。

 その結果、1時間あたり5回以上の無呼吸があると考えられた場合、次の検査に進みます。


② ポリソムノグラフィー(PSG)

PSGでは血中酸素濃度、鼻の気流以外に、脳波、胸郭と腹部の動き、筋電図を測定します。PSGでは、脳波で眠っていない時間帯が分かるので、その時間帯を削除することで睡眠中の無呼吸の正確な回数が分かります。そのため、スクリーニング検査よりは1時間あたりの無呼吸の回数が増えることが多いです。

PSGはモニターの数が多く、ご自分で装着するのはかなり難しいため、通常は入院で行います。当院では入院設備がないため、近隣の病院を紹介しています。

睡眠時無呼吸症候群 その3 検査について

PSGの結果、1時間あたり5~15回の無呼吸があれば軽症SAS、15~40回の無呼吸があれば中等症SAS、40回以上の無呼吸があれば重症SASと診断します。20回以上の無呼吸があれば、後述するCPAP療法の適応となります。

 

文責:院長 石本 修 (呼吸器専門医)

 

 

睡眠時無呼吸について言及している拙著「その息切れはCOPDです ―危ない「肺の隠れ慢性疾患」を治す!」はこちらから

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