がん関連
補完医療を受けるガン患者は生存率が低い可能性(2020.02.16更新)
今回紹介する論文は2018年に発表されたもので、最新医学論文とは言えないものですが、重要と思われたので紹介します。
まず、補完医療、代替医療とは何かについて、日本補完代替医療学会… ▼続きを読む
低線量CTによる肺がん検診は、喫煙者の肺がん死亡率を24%低下させる(NELSON試験)(2020.02.09更新)
日本では肺がん検診として、40歳以上を対象に胸部X線写真を行い、喫煙者には喀痰細胞診を追加しています。これはこれで意味があることなのですが、小さな肺がんを見つけることができないなど問題もありま… ▼続きを読む
タグリッソ®はEGFR遺伝子変異陽性の未治療進行期非小細胞肺癌の全生存期間をイレッサ®やタルセバ®よりも延長させる(2019.12.21更新)
EGFR(上皮成長因子受容体)は皮膚などの細胞表面にあって、もともと皮膚にある正常細胞が増殖する際に利用される受容体です。しかし、EGFRの遺伝子に変異がおこると細胞はガン化し、無限に増殖するよう… ▼続きを読む
進行非小細胞肺癌に対するニボルマブとイピリムマブの併用療法(2019.12.08更新)
ニボルマブは、京都大学の本庶先生が発見したPD-1を阻害する物質として、小野薬品が開発した世界初の免疫チェックポイント阻害剤です。純日本製の抗がん剤の一種であり、日本人として応援したい薬です。… ▼続きを読む
早期非小細胞肺がん患者に対する手術療法と定位放射線療法では、どちらの生存期間が長いのか(2019.12.01更新)
ガンはガン細胞の集まりからなっています。たとえば、径1cmの早期肺ガンが見つかりましたと言っても、顕微鏡レベルでは数百万個以上のガン細胞の集まりです。ガン細胞は1個でも環境が整えば無限に増殖する能力を… ▼続きを読む