院長の最新論文紹介
症状のない軽症COPDにも吸入療法を行う意義はあるのか
(2019.05.19更新)
COPDという病気の発見が遅れる理由には、COPDという病気そのものが一般の人に認知されていないことの他に、軽症COPDの患者さんには症状がない、もしくは症状があっても自覚していないことが挙げられ… ▼続きを読む
COPD に 対して3 剤同時吸入療法と 2 剤同時吸入療法では治療効果に差があるのか(IMPACT試験)
(2019.05.12更新)
COPDで使用できる吸入薬にはICS、LAMA、LABAの3種類があり、今までは単剤のみ(アニュイティー®、エンクラッセ®)または2種類の合剤(レルベア®、アノーロ®)として吸入してもらっていま… ▼続きを読む
COPDによる運動後息切れをスピリーバ®よりスピオルト®の方が改善
(2019.05.05更新)
COPDを治療する上で重要な薬剤が2種類あります。いずれも吸入薬であり、一つは長時間作用性抗コリン薬(LAMA)、もう一つは長時間作用性β2刺激薬(LABA)です。両者ともCOPDによって狭くなっ… ▼続きを読む
COPDの早期発見には自治体での肺機能検査が有効
(2019.05.02更新)
COPDという病気がもつ大きな問題の一つは、その認知度の低さです。医師には馴染みのあるCOPDという病名も医療関係者以外の一般の方にはほとんど知られていません。そのため、自分は肺がんじゃないか… ▼続きを読む
電子タバコはニコチン代替療法より禁煙に有効?
(2019.04.21更新)
今回紹介する論文は、英国で行われた電子タバコとニコチン代替療法(ニコチンパッチやニコチンガムなど)のどちらが禁煙に有効なのかを無作為化比較試験で検証しています。本研究で使用している電子タバコは… ▼続きを読む
I~II期小細胞肺がんとIII期小細胞肺がんの治療成績に差はあるのか
(2019.04.13更新)
小細胞肺がんは非小細胞肺がんと比較して進行が早く、ほとんどの小細胞肺がん患者さんはすでに進行した状態で発見されます。非小細胞肺がんではI期からIV期の4つに病気の進行度を分類し治療方針を決定し… ▼続きを読む
低線量CTの所見と喫煙因子で肺癌が予測できるか
(2019.04.07更新)
肺CT検診の問題として、CTは非常に感度が高いため、肺癌のみならず良性の肺結節が多数見つかってしまう点があります。CTで見つかる肺結節の96%は良性であり、放置してよいものです。… ▼続きを読む
結核治療にオンライン診療が有効
(2019.03.31更新)
結核の治療は2-4種類の薬を1日1回内服するという簡単なものですが、問題はその治療期間が6-9カ月間と長期にわたることです。教育レベルが高く、結核の知識がある患者さんの場合、しっかりと指示通り治療をで… ▼続きを読む
低線量CTによる肺がん検診の有効性
(2019.03.21更新)
日立市で行われた低線量CTによる肺がん検診の有効性を検証する研究がJJCO誌に発表されました(JJCO, 2019,49(2) 130-136)。
低線量CTとは… ▼続きを読む