院長ブログ
低酸素血症の患者さんへの酸素投与量の目標値は低い方がよいのか?(NEJM誌より紹介)
(2021.02.07更新)
肺炎や敗血症などが原因となり、ARDS(急性呼吸窮迫症候群)、低酸素血症をともなう急性呼吸不全を来たすと、集中治療室(ICU)などに入院とし、人工呼吸管理を含む高度医療を行います。患者さん体内… ▼続きを読む
住宅の断熱化と入院率は関連するかもしれない(BMJ誌より紹介)
(2021.01.30更新)
なんのために、住宅に断熱材を使用するのでしょうか。屋内でいるときは寒いより暖かい方が過ごしやすいからというのが第一の理由、断熱性が悪いと暖房費がかかるというのが第二ではないでしょうか。これを地… ▼続きを読む
オックスフォードとアストラゼネカによる新型コロナウイルスワクチンの有効率は70.4%(LANCET誌の報告)
(2021.01.17更新)
2020年12月のNEJM誌に相次いで発表された、ファイザー社の新型コロナウイルスワクチン(BioNTechとファイザーによる新型コロナウイルスワクチンの詳細なデータがNEJM誌より発表)、モ… ▼続きを読む
モデルナ社の新型コロナウイルスワクチンは94.1%の有効性(NEJM誌より報告)
(2021.01.10更新)
2020/12/10のNEJM誌に発表され、欧米ですでに接種が始まっているファイザー社の新型コロナワクチン(BioNTechとファイザーによる新型コロナウイルスワクチンの詳細なデータがNEJM… ▼続きを読む
フランスにおける新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの特徴,罹患率,死亡率の比較(Lancet Respir Med.誌よりの報告)
(2020.12.27更新)
2020年12月17日のLancet Respir Med.誌に、新型コロナウイルスと季節性インフルエンザウイルスの比較研究が掲載されたので紹介します。フランスのみの後方視的研究ですので解釈には要… ▼続きを読む
短時間作用型β2刺激薬(SABA)を過剰に使用すると、喘息の増悪(発作)および死亡リスクが上昇する(ERJ誌からの報告)
(2020.12.20更新)
喘息の治療薬として最も古くから使用されている吸入薬として、短時間作用型β2刺激薬(SABA:Short Acting Beta2 Agonist)があります。メプチン®、サルタノール®、ベロテ… ▼続きを読む
BioNTechとファイザーによる新型コロナウイルスワクチンの詳細なデータがNEJM誌より発表
(2020.12.13更新)
BioNTechとファイザー社による新型コロナウイルスワクチンの接種がイギリスで始まりました。ワクチンの有効率は95%だという報道がなされていましたが、詳細なデータは今まで明らかにされていませんでした… ▼続きを読む
ブデソニド-ホルモテロール配合剤(シムビコート®)の必要時吸入は、3週間以内の重度の喘息発作を予防する可能性(Lancet Respir Med.誌より)
(2020.12.06更新)
軽症の喘息患者さんは、毎日常に症状があるわけではありません。週に1回や月に数回、セキや息苦しさを短時間感じるだけの人も多くいます。症状があるときにメプチンエアー®やサルタノールインヘラー®などの短… ▼続きを読む
夜間勤務が多いと、喘息の発症リスクが増加する(Thorax誌より紹介)
(2020.11.23更新)
先進工業国の労働人口の約20%は、夜間勤務のみ、または交代制で夜間勤務していると言われています。人間の体は日中は覚醒し、夜間は睡眠をとるように、生まれつき体内時計(概日リズム)があります。しか… ▼続きを読む
マスク着用で何人の命が救われるのか(NEJM Journal Watchより紹介)
(2020.11.15更新)
今回は、論文の紹介ではなく、ひとつの論文に対する論評を翻訳して、紹介します。
Nature Medicine誌に掲載された研究論文に対する、NEJM Journal Watch編集者のコメントで… ▼続きを読む